化学研究所の事故で火傷を負い「顔」を失った男が、精巧なマスクを手に入れて「他人の顔」で生きる姿を描いた作品。
原作は未読だが、なにより脚本がカッコ良すぎる。
言葉ひとつひとつに尖った感性が息づいている。
自我と社会、顔と社会の関係性を深く考察している。
アパートの管理人と出会うシーン2回の違い、管理人の娘の存在、男と医師の会話などで、"顔"というものが人間社会においてどのような位置を占め、またそれがなくなった時どう社会が反応するのかを考えさせられる。
医師と看護師の不倫、ケロイドの娘とその兄の関係…
主人公と妻以外の関係性も並行して描かれ、思考を呼ぶ斬新な作品。