かめしゃん

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟のかめしゃんのレビュー・感想・評価

5.0
メモ
・遊ぶためには空想力が要る
・冷気は髭を育てる
・それは成功をどう定義するかによる
・無形の財産
・連中は君への気持ちを票で表す
・法廷に戻りサンタは居ないと言い給え だが君は選挙で2票しか得られない
・ウソは悪いことだよ 特に法廷では

感想
・正直、法廷シーンが始まるまでは大人にとっては退屈で、私はこの映画を舐めていた 最後の方、私は泣いていた
・我が国が正義で向こうが悪者なのだ、などと、人間の論理性や二元論はいつの時代も間違え続けてきて現在進行形であるが、人を幸せにしようとする気持ちは間違うことがない、という普遍的で価値あるテーマをストレートにぶっ込んでくる

・あと数年で、この映画が公開されて80年が経とうとしている 人間は進歩したんじゃない変化しているだけだ、と誰かが言った そのとおりだと思った
・論理を用いるから人間なのかという問い そうではなく、倫理と愛情を用いるから人間なのだと思う 人類は後退している この映画のような世界を未だ実現し得ていない

・悲しいけれども、現実社会では、人間の苦境なんかよりも、猫や犬などの可愛らしいものの方に沢山の募金が集まったりする、そんなバイアスに欺瞞を感じたりもした
かめしゃん

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