めちゃめちゃ古い映画だけどテンポも良いし面白すぎた。
前半はサンタとでとの人々やスーザンとの交流の話。後半からまさかの法廷劇が始まる。
サンタクロースは本当にいるのか?という問いは意外と壮大で深い議論になっていく。いると証明はできないかもしれないけど、いないという証明もできない以上、空想はいつまでも信じて良いってことだ。
今回のストーリーとは関係ないけど、もっと突き詰めれば、自分を自分だとどう証明するのか、あなたは本当にあなたなのかという自己認識についての哲学的な話にもなってくるような気もした。
世の子供たちだけでなく、利権やら金やらが大事な大人たちの利害が一致して皆んながサンタ肯定の方向性になるという意外な展開には驚いた。
法廷ものだけど、ギスギスした雰囲気にならず終始ほっこりとした気分で観れる最高の映画。
サンタさんはいるけどプレゼントは親に買わせるんやな。