オアシスの真魚八重子のレビュー・感想・評価

映画は１から作るもので、設定におそらく発達障害ゆえに奇行を働いているように見える男性と、身体障碍者の女性の恋愛を持ってくる時点で、「うまくいかない人たちの苦労を見せて感動を与えよう」というのが透けて見えてしまい、大変苦手。
なぜ彼には彼女の心の美しさがわかるのかというと、「似た者同士だから」という、さらにドツボな理由が出てくると思う。
誰も落ち着いて話を聞かないクライマックスにもうんざりする。正体は東アジアの『イディオッツ』で、それも本気で悪意を感じていない作り手による映画。