真魚八重子

蛇の道の真魚八重子のレビュー・感想・評価

蛇の道(2024年製作の映画)
4.0
フランスでずっと曇天だし、男女に変わっているし、哀川翔の数学教師が柴咲コウの精神科医になっているんだけれど、意外にあまり印象が変わらないというか。壁に鎖で括りつけて映像を見せるインパクトが強いからか。柴咲コウは芯が強くてバネがある感じがするのでとても良い。フランス語のセリフが普通と比べて吐息が強いのか、ドイツ語を聞いている気がする。日本語のセリフの方が柔らかい。
マチュー・アマルリックは、フランスも自主製作映画レベルみたいな複雑な雰囲気を知っているからか、全然違和感がなくて大杉漣か下元史朗みたいに見える。

でも、オリジナルのなんの説明もなく数学教師というのは、設定としてやはりずば抜けていたなあと、改めて感じた。その分の★ひとつ減らしたけれど、柴咲コウは本当に良かった。

リメイクだからこれはネタバレを伏せずに載せます。
真魚八重子

真魚八重子