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13日の金曜日PART3の消費者のレビュー・感想・評価

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)
3.2
・ジャンル
スラッシャー/ホラー

・あらすじ
5年の時を経て再びクリスタル湖で起きた惨劇の翌日
何も知らず友人達と父の別荘に旅行でやって来たクリス
着いて間も無く辺りに漂う不気味な気配に不安を覚える彼女
それは2年前にこの地で経験したトラウマのせいでもあった
そんなクリスを他所に各々で休暇を楽しみ始める一行
しかしやがて彼らもまたジェイソンの犠牲になっていき…

・感想
殺人鬼の代名詞の1人であるジェイソン・ヴォーヒーズを生み出した「13日の金曜日」シリーズ3作目
前作で殺人鬼としての開花を描いたのに続き今作ではホッケーマスクにナタというあのアイコニックなビジュアルが完成された

シリーズの世界観上、ある程度は仕方ないとはいえ基本的に前作をなぞる様にただ1人また1人と若者達がジェイソンの手にかけられていくばかりで鑑賞済みなのに印象に残っていなかった訳だなぁ、と納得してしまった
肝心の殺害シーンも大半が刺殺なのでゴア描写も弱め
前作からトム・サヴィーニが離れているとはいえもう少し頑張って欲しかったなぁというのが正直なところ

何より勿体なかったのが過去に襲われた経験から主人公クリスはジェイソンにトラウマを抱えているという設定がまるで活かされていなかった点
もっとじわじわと精神的に追い詰められていく姿を見たかったし素顔を見てジェイソンと気付いた後も手際良く戦うもんだからトラウマの説得力も薄いし…
あとは1作目のオマージュであるラストもちょっと余計だったかな…
前作でパメラの生首があれだけはっきりと映されていたから取ってつけた様にしか見えなくて…

唯一良かったのは前作でも少しだけ見せていたジェイソンの可愛さがより多めに見られた事くらい?
あのビジュアルが完成した記念すべき作品の割には内容が薄くて、ここまで世界的な認知度を誇る様になったのは結果論ではあるけどモヤモヤがかなり残った
インパクトのある画もあまり無いし…

とりあえず世間のイメージするジェイソンが完成したのでここからはスラッシャーとしての強度も高まっていたはずだし次作以降はもう少しゴアの面で楽しませて欲しいなという感じ
スコアはビジュアル完成の分おまけ
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