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アモーレス・ペロスのTaulのレビュー・感想・評価

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)
3.0
『アモーレス・ペロス』(2000) DVDで初鑑賞。行き着く先の分からぬ3つの話が交差。そこで人間の性(さが)や運命といったものが閉塞感たっぷりに描かれる。ヒリヒリするようなメキシコ風味で、その刺激に麻痺する感じに。イニャリトゥ監督のデビュー作、堂々の語り口だった。

『アモーレス・ペロス』は「犬のような愛」、俗語で「最低な愛」という意味のスペイン語。全編犬が登場しそれが話しのキーに。見ていると犬にはなんの罪もなく、人間のほうがおろかな生き物というふうに思えてくる皮肉なタイトル。犬が可哀相なシーンが多くそこはちょっときつかった。

2015年4月鑑賞
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