あずき

百万円と苦虫女のあずきのレビュー・感想・評価

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)
3.1
なんで百万円だったんだろう。
都会で少しずつ積み重ねられていく澱のような傷み。ため息。独り言。
この主人公はそういうものに懐柔されない。そんな自分が嫌ならば、引っ越してしまう。その心に気にかかっているのは、ちいさな弟のこと。
逃げたい時は逃げよう。帰りたい時に帰ろう。場所なんてどこでもいいんだ。心がそこにいたいと本当に思うまで、迷ったっていい。
あずき

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