あずき

アジアの天使のあずきのレビュー・感想・評価

アジアの天使(2021年製作の映画)
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メクチュチュセヨとサランヘヨ。
色んなものを乗り越えるために、ビールと愛があるんだよ。

ソルは家族の為に、自分の望まない自分になっていた。
腐敗し、擦り減っていく魂に、いつも泣いていた。

天使を見た時、どうして涙が出たんだろう。
自分が決めていただけで、本当は。
どんな人生でもかまわないって。

搾取もラジエーターもいらない。
私たちには、誰かを思い出すために見る海と、重ね合う手のひらがあればいい。

石井裕也監督の優しいタッチの映画が大好きだ。
そして、池松壮亮さんのパワフルで行き詰まったような素敵な演技。

サランヘヨになるかもしれない可能性。
そんな可能性を秘めて、生きていきたい。
あずき

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