ユンファ

忍者武芸帳のユンファのレビュー・感想・評価

忍者武芸帳(1967年製作の映画)
5.0
大島渚の最高傑作。
1ミリ足りとも動かない漫画の絵柄が、編集され映像となることでリズムが生まれ、動いているかのように見える。異様なまでのハイテンポは、静止画ならでは。編集や音響など、演出の力でいかなるものも映画にしようとする監督の気概を感じる。
本作同様の手法の作品を一本も観たことがないが、おそらく並の監督が真似しても吐くほどつまらないものしか出来ないだろう。むしろスマホで観る漫画など、今なら流行りそうな気もするが。
ユンファ

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