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バニシング・ポイントのimaponのレビュー・感想・評価

バニシング・ポイント(1971年製作の映画)
3.6
小学生の時初めて子供だけで見に行った映画が「新猿の惑星」でその時の併映作だった。全裸金髪女がバイクに跨り登場すると恥ずかしく居たたまれず友とロビーに抜け出し「ぼくたち猿の惑星を見に来たんですよー、あくまで」と無駄にアピールしていた事を思い出す。
その後本作がアメリカン・ニュー・シネマとし評価されてるのを知り、ソフト購入する気満々だったが放置されてたため半世紀の時を越え再鑑賞。
朝という事もあり劇場の入りも当時の地元映画館並みのガラガラ。まだいくらか場末感の残るシネマロサ鑑賞を選んだのもそんなノスタルジーからかな。

車が走る映画を見てると眠くなる体質なので苦手部類のジャンルだが荒野とDJと妄想含め女が出て来るのは助かる。
野次馬とか宗教バンドとか生かす音楽にのせるちょっとドキュメント・タッチの演出がカッコ良い。

小学生がにげだした金髪全裸ライダーの登場シーンでかかるのがその少年が5年後くらいに夢中になるマウンテンの「ミシシッピー・クイーン」だったのにはワロタ。
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