なちゅん

美しき棘のなちゅんのレビュー・感想・評価

美しき棘(2010年製作の映画)
3.3
寂しいと悲しいを表現しきるには大人びすぎていて、かといってそれを自分の手足で乗り越えるにはまだまだ子供で。
母親を亡くして、悲しくないわけがない。その心の空虚さをなんとか紛らわせようと夜に縋る彼女に対して、悲しみを表に出さなければ自分勝手な薄情者だと詰る周囲はあまりに残酷すぎる。

ラストカットは救い。
なちゅん

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