空気が光り輝くような、明るく愉快な自然描写、木漏れ日が美しい。
序盤から優生学ばりばりで戦慄を覚えたが、この映画は科学礼讃を批判し自然に立ち返ろう!という主旨なんだろう。それにしてはリアリズムではなく演劇っぽい描写でわちゃわちゃしてて楽しい。
話のまとめ方は謎。ネネットは男は恋愛だけで怠け者の夫は欲しくなく子供だけでいいと思ってて、終盤も別に教授と結婚したいとは言ってなかったのでは? なんか描写を見逃したのかな……この映画の主人公はネネットじゃなくて教授なのか、教授目線の物語だと綺麗にまとまるし。