このレビューはネタバレを含みます
リアルに毎年夏に必ず観てる定番
これホラー映画なんだけど、何回も観ていると、怖いというよりはお母さんがんばれ!って気持ちになっちゃうんよね。
全然育児してくれない父親と離婚して、女手ひとつで娘を育てるために安いアパートを借りて、すぐ働かなきゃいけないから以前働いてたとこよりパッとしない会社に入って…お母さんの哀というか愛というか…母は強しですよね。
そんなにがんばってるのに運悪く幼女の霊に気に入られちゃって、娘に危害が及ぶし、霊を鎮めるために自分を犠牲にして…どんだけかわいそうなのこのお母さん…。
画面は薄暗く、文字通り湿っぽい感じがずっと続き、終盤までびっくりさせるような演出も無く、ただ嫌な感じだけが続く。(捨てたはずのバッグが何度も何度も帰ってくるとか)
犬鳴村もそうだったけど、こういう陰湿さがジャパニーズホラーの醍醐味よね。