まぁ

バベットの晩餐会のまぁのネタバレレビュー・内容・結末

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

母が昔から好きだと言っていていつか見たいと思っていた名作をついにスクリーンで見ることができた…2024年の初映画として完璧。

料理を振舞ってもらう人々がこれまで口にしたことのない食材を前に狼狽え、信仰に反するのではと考えて味わわないように食事口に運ぶシーンが面白すぎた。笑
それでもあまりの美味しさと新鮮な驚きに心奪われてゆく様も見ているだけで心躍る!
全く裕福ではない生活でもつつましく丁寧に生きる様子に美しさと魅力を感じた。丁寧な暮らしってやっぱり素敵!

将軍は職務にその人生を捧げながらも手に入れられなかった愛を忘れられず、自分の人生はこれで良かったのかと思い悩むシーンが悲しくも印象的だった。
誰でも手に入れたものよりも手に入れられなかったものを思い嘆く日もある…ですよね…
でも晩餐会では漁村の人々とは対照的に一品一品解説してくれる将軍。
フランスで彼が立派に生き抜いてきたことが分かる。

「天国へ持って行けるのは自分が人に与えたものだけだ」
誇り高く世のため人のために生きること。結局それは偽善ではなく自分自身を強くしてくれるよね、と思ったりしました。
まぁ

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