トール鉄

太平洋の鷲のトール鉄のレビュー・感想・評価

太平洋の鷲(1953年製作の映画)
3.7
佐世保鎮守府所属の現役提督です。

三国同盟に反対し、アメリカとの戦争にならないよう最後まで尽力。
戦争勃発後も早期講和にこだわった山本五十六の生き様と苦悩が巧みに描かれている作品です。

主人公はもちろん山本五十六なのですが、私が特に印象に残ったのは、若かりし日の三船敏郎が演ずる飛龍・飛行隊長の友永大尉。
有名なミッドウェー島攻撃時の「第二次攻撃の要あり」のセリフはもちろんのこと、
空母ヨークタウンへの反攻作戦時、片方の燃料タンクが被弾し使えなくなっていた際の
「いいよいいよ。半分でいいよ」
と整備兵に優しく答える姿に惚れましたね!
友永隊長の人柄が集約されているこのシーン。
私がこの作品で一番好きな場面です。
トール鉄

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