人って知らないうちに変わっていくものなんですね。
この手のドイツの映画というか、実験タイプの映画というか、実話に基づくもの大好きです。この映画のまとまり方もすごく良かったと思う。
良くも悪くも人って変わっていることに気づかないことがある。むしろそれが良いことか悪いことなのか判断できなくなる。そんなことが起こる。それって集団の中にいることによって変わるわけだし、集団の中にいるからこそ変化にも気づかない。
この映画の中でも、同じ環境に入れられても、白シャツを着る者と着ない者、この差ってなんだろう。ってとこが大切なとこで、考えなきゃいけない所だと思う。心が弱いか強いかって何の違いなんだろう。
この映画では「独裁」をテーマにしてあった。映画としてこのテーマについて伝えるために平坦な映画ではなく、映画としてもラストは面白く(という言い方難しいけど)本当に良い映画だったと思いました。
最後に一つ。
ウェイヴの敬礼は笑ってしまいました。
