THE WAVE ウェイヴの作品情報・感想・評価

「THE WAVE ウェイヴ」に投稿された感想・評価

g

gの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

期間限定で独裁の実習を行ったあるクラスがエスカレートして大きな事件を引き起こしてしまう
実際にあった事件が元。

集団心理の恐ろしさがすごく効果的に描かれてて、あぁ、こうやって宗教とか思想というものはできていくんだなと。

独裁の条件は、失業率と社会不満。
今は平和で、みんなが一つに向かうような目標はない。だから独裁は有り得ない
そう言っている生徒たちがまんまと洗脳されていく、、
とはいえ印象的だったのは、モナやカロ、賢い子がどんどん抜けていって
マルコ然りティロ然り、家庭が複雑だったり、平和な世の中といえど日々に不満を持っているような子達がやっぱりこういうものを心の拠り所にしやすいんだろうな。

独裁する側の先生も、最初はお遊び感覚でやっていた支配の気持ちよさに段々と気づき始める。気づいた時にはウェイヴは取り返しのつかないところまで来ていて、総統の支配を超えた意思を持ち始める
いかにも生徒に好かれてそうな先生がそうなってしまったというのがまた怖いところ。

ラストの講堂での演出は完璧に騙されたので、良かった。笑
集団心理の狂気を描いた作品。ナチスコンプレックスを持つドイツ人が作ったことで話題になったが、作品として他に特筆すべき点は無い。esの劣化版。
けい

けいの感想・評価

3.5
憲法9条を扱っている授業の先生がオススメしてた映画

暴走がどんどん加速して最後は取り返しのつかないところまでいってしまう
めちゃくちゃショッキングな展開

実際にアメリカで起きた事件をドイツが映画にするというところにすごく意味があると思う

周りの雰囲気に流されて
前に立つ者の言うことにつられて
勢いにのみこまれる
しっかりと自分の頭で考えなければ
知らない間に取り込まれる
戻れなくなる

このことは色んなことに言えると思う

すごく考えさせられる作品だった
TAKUYA

TAKUYAの感想・評価

5.0
この映画では全体主義はやばいよねって描かれているけれど、日本の学校でやっていることとなんらかわりない。西洋からみた日本人はかなり全体主義に染まっているように見えるんだろう。
独裁制を学ぶ期間限定の実技授業をきっかけに、アメリカで実際に起きた事件を題材にした作品。それをアメリカ国内ではなく、かつてナチスによる独裁制が敷かれていたドイツで映画化されたのが興味深い。

独裁制というキーワードやパケ写のイメージから、かなり硬派な作風を予想していたのに対して、冒頭はかなりカジュアルな雰囲気。主人公の教師ベンガーは初日はラモーンズのTシャツ、翌日はザ・クラッシュのTシャツを着て、カーステでパンクを聞きながら登校する。つまり、独裁制とは正反対の、無政府主義や自由主義を尊重する人物として描かれている。生徒の高校生達も独裁に対する興味はさほどなく、「面白そうだから」という軽い気持ちでこの限定授業を選択している。

アメリカの「フリーダム・ライターズ」や、フランスの「奇跡の教室」もそうであったが、特定の政治思想に傾倒していない少年少女は、純粋であるが故に、教師の言葉や授業での体験から大きな影響を受ける。本作が鋭いのは、そんな無防備な彼らこそ、独裁性へ傾倒する潜在的な要因を内包しているという危うさを描いている点だ。本来は服装自由の学校なのに敢えて白いシャツを制服に導入。指導者への敬語、発言時の挙手と起立等、ルールを厳格化する事で、全体主義の力強さに傾倒していく様子が実にリアルだ。そして、このクラスで義務化されているルールの殆どが、日本の普通の学校で何の疑問もなく導入されている事に気付き、何だか恐ろしくなってしまうのである。
よい

よいの感想・評価

4.7
どっかの大学で実習してるらしいので鑑賞。

想像以上の良作。
es もそうだけど、ドイツはこういう映画を作るのが上手い。

あと思ったのは
挙手→起立→発言
は向こうでは当たり前じゃない。
日本人こそこの映画を見るべきかと思いました、
なかなか独裁的な教育してるので。
non

nonの感想・評価

4.0
1967年アメリカで実際に起こった事件

WAVEとは組織名
さと

さとの感想・評価

3.6
主人公の先生は最初この役割やりたくないって言っていたけど実際やるといつの間にか陶酔しているところがあって、考えとは裏腹に独裁者になる側にも信じる側にもどちらにもなりうるっていうのがよく分かる描かれ方だった。

ラストの二転三転するところが驚きがあってよかった。
どこまで実話なのか気になります。
tkhs888

tkhs888の感想・評価

3.5
うーん、生徒たちに独裁を理解させるにはどうしたらいいかな、そうだ!独裁を体験させてみよう!から始まった実習。
予想に反して異常にどハマリしてしまう生徒が出てしまい……って話。

一週間という短い期間だが洗脳的になってしまったのは、まだ個がしっかり確立されていない幼い時期だったためか。
幼い時期とはいえ高校生だろと思ったが、高校生の歳でもまだまだ精神的には未熟なんだろうなと思い直した。

スケールの大小違いはあれど、ここかしこに独裁はあるような気がした。
話中に描かれる独裁のシーンは日本の教育の現場の先生の独裁にとても似ていて最初違和感がなかった。ということは日本の教育の現場では常に先生一人一人の独裁があったと言うことなんだろう。
そもそも日本の先生には人間的にどうなのって人が多く、カリスマ性が皆無だったため盲信的になる生徒もいなかったが。
さてぃ

さてぃの感想・評価

3.2
独裁の実態を身をもって生徒に教えようとして歯止めが効かなくなってしまうお話だと思いました。信仰とか思想とかは拠り所にしてしまうとそれが崩されたときに生きていく意味も失ってしまうとなると恐怖すら覚えます。

しかしながらこの指導の仕方はすごく良いと思う反面、後始末、フォローがしっかり出来ていれば現代においてもいい教育ではないかと思います。現に日本の教育現場にもそういうところは少なからずあると思います。
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