けーはち

11人のカウボーイのけーはちのレビュー・感想・評価

11人のカウボーイ(1971年製作の映画)
3.2
一攫千金ゴールドラッシュに沸く西部。今やカウボーイは不人気で人手不足。やむなく学校に通う少年らを動員し牛追いを任せる牧場主ジョン・ウェイン。御年65歳が15歳くらいまでの孫ほどのティーンズと共に挑む冒険。年端も行かぬ少年たちが銃を手に無法者に断乎と立ちむかい、生命の奪い合いをする世界に漕ぎ出すのを勇気の成長と見るのは殺伐すぎるが(まあ時代劇なので仕方ないが現代的に見るとちょっとツラいものがね)、老巨人が西部劇の終焉を象徴しつつも次世代へ勇気を継承する清爽たる物語。

音楽はジョン・ウィリアムズ節が70年代初めにして完成を見せており壮麗で軽やかなオケが気持ちを弾ませてくれる。