Kazumi

犬神家の一族のKazumiのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.2
BSで放送してたので10億年ぶりに鑑賞。あれ…誰が犯人なんだっけ?と覚えてないこと多すぎて、ほぼ初見のような新鮮な気持ちで見たけど、良い意味で複雑すぎるストーリーと相関図がすごかった。
こんなにガチな愛憎と怨念が絡み合う関係性は、今の時代ではなかなか創造できない気がする。

そしてやはり市川崑作品の映像は、明暗のコントラストが素晴らしい。舞台作品のような照明の当て方と闇の比率、画面いっぱいの顔のアップ。
音や映像の質感に古臭さはあるものの、エヴァンゲリオンにまで継承されてるようなカット割、かっこいい。
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