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犬神家の一族のKのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.8
意外にもミステリーとホラーが半々くらいの割合で非常に好みだった。屋根裏のシーンなんか短いけど普通にめちゃくちゃ怖いし、話全体も呪いによるカルトホラーっぽい。単純な私情とか利益とかを超えた所、本当に呪いとしか言いようがないものが元凶となって事件が起こっている。あと思ったより金田一が活躍しない。最後の方こそダンガンロンパか逆転裁判かってくらいめくるめく推理披露してたけど、そこまで大体ただの闖入者であたふたしまくってて可愛らしかった。他キャストも全員落語の名人みたいな芸の細かさで目に楽しい。「ホテル」の女中と金田一の絡みが特にお気に入り。
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