このレビューはネタバレを含みます
最高でした。
松子(高峰三枝子)の表情がとてもよく見えました。
他の人物の所作や表情も物語上欠かせないものであって、それにより映画全体の質が上がっているようでした。
中身はドロドロとしたお家騒動なのですが、映画の撮り方なんでしょうか?とても興味深く視聴できました。
犬神佐兵衛の遺言という呪いから始まり、一番の罪を犯した松子が自害する。
しかし、自ら手を汚そうとしなかった二人に松子は呪いではなく未来への希望の言葉を残した。
人は親と折り合いが悪くても、自分の子供にはそう言ったわだかまりを残したくないものです。