「グリーンブック」で運転手兼用心棒を演じた、ヴィゴ・モーテンセン主演、デビット・クロネンバーグ監督のバイオレンス作品。
主演のモーテンセンがグリーンブックの用心棒役のトニーとはなかなか結び付けなかった。
グリーンブックではゴツくいかつい役だったが、今作品では、ひょろっとした普通の男性で同じ役者と思えなかった。
インディアナ州の田舎街で小さなダイナーを経営するトム。家族と共に普通の暮らしをしていた。
ある日、ダイナーに強面の男達がやってくる。彼らはトムの事をジョーイと呼ぶのだが・・・
クロネンバーグ監督と言えばSFのイメージがありますが、今作はバイオレンスと家族の物語でした。
トムとは一体なにもので、彼を訪ねて来た男達は彼にどのような要件があるのかが、今作のエンジンのようです。
作品自体はよくできているし、面白いともおもうのですが、トムのいろんな場面での決断が、それで正解かと言うようなツッコミを入れたくなりそうな場面が多々あります。
クロネンバーグの作品らしいなーと思ったのは死体の描写です。
なかなかエグい描写が有ります。
全体としては家族とはなんなのだろうと考えさせられます。