Ash国立ホラー大学院卒論執筆

13FのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

13F(1999年製作の映画)
3.8
【マルチバース・オブ・マッドネス】

記憶喪失した男が殺人犯として嫌疑をかけられる。真実を究明する為、一連の事件の原因とされる開発途中の仮想世界へ潜るが…

科学技術が発展するごとに、"現実"と"仮想"の境界線が曖昧になっていくらしい。現実が仮想世界のようになり、仮想世界もまた現実に近づいていくそうだ

確かに現代でもその兆候はある。現実世界でもバーチャルを表現するAR(現実拡張)が出てきたし、急速に成長したゲーム描写のリアルさもそれと同じだと思う。そんな世界観を掘り下げに掘り下げたのが今作、13F


『マトリックス』と『インセプション』、『ウェストワールド』、『ブレードランナー』を合わせたような作品。テーマが渋滞してる感じはしたけど、後半からSFサスペンスらしくなってきて面白い。

後はとにかくラストがいいね。こう落として来るかと関心したよ。この世界(科学者によるとこの世界も現実であるとは限らないらしい)でもこんなことないかな…^^;