Ash国立ホラー大学院卒論執筆

アオラレのAsh国立ホラー大学院卒論執筆のレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.7
【戦慄せざるを得ない】

ラッセル・クロウが超絶しつこい煽り運転してくる話

今話題の煽り運転。ある意味、スピルバーグの激突は時代を先取りしていたのかも。激突の方が運転手が最後まで正体不明な分、スリラーとしてのテイストが強めだが、昨今の社会情勢もあり今作の方がリアリティは高め。

もしモラルが現代より遥かに進んだ未来人が今作を見たら、ラッセル・クロウの奇行とも言える蛮行ぶりに、所詮は創作だと嘲笑うレベルだろう。

だが1番怖いことは、ラッセル・クロウ並のイかれきった人間は現実に存在するということ。自分の想像を越えた超人(笑)の存在に、戦慄せざるを得ない。

これを教訓に、クラクションを鳴らす前に一度冷静になろうと思う。



「これがあんたへの礼儀よ!」