サーフ

暴走パニック 大激突のサーフのレビュー・感想・評価

暴走パニック 大激突(1976年製作の映画)
4.1
上映時間85分、基本的にずーっと勢いだけで物語が進んでいく。登場人物もまともな奴いないしアクションシーン以外もクレイジー。
マネキンだらけの部屋でヒロインを崇める元愛人、頭のネジがぶっ飛んだ警官。主人公以外の登場人物が本当にどうかしている。

特に終盤のカーチェイスシーンはどんどん混沌してきてバカらしさとヤケクソにも感じられるスピード感のある展開は最高。
カーチェイスというよりはアメリカとかでやってる相手の車を廃車させるまでぶつけ合う「デモリション・ダービー」に近い。抜きつ抜かれつのハラハラする展開がカーチェイスだよね?ハラハラ要素はそんなにない。

最初は2,3台の追跡が色んな人巻き込んでどんどん規模デカくなるのは面白い。爆破シーンも有るし個人的には大満足。

物語グッチャグチャにして強引に終わらせにかかるのは爽快感すら感じる。タランティーノ監督作品「デス・プルーフ in グラインドハウス」見終わった後の気持ちに近い。
サーフ

サーフ