子供の頃、テレビのちゃんばら時代劇が好きだった。
しかし、1つ疑問に思った。
「刀で斬られているのに、何故血が出ないのだろう」と。
しかし、小生はちゃんばらというのはそれが様式美なのだろうと勝手に解釈していた。
この映画はそんな思い出を呼び起こさせてくれた。
「これだよ、俺が見たかったのはこれだよ!」と。
手がとび、足がとび、首がとび、血が噴水のように噴き出す。
公儀介錯人(幕府に切腹させられた人の首を落とす役目)である拝一刀が刀を振るえばそうなるのは当たり前である。
日本一とも言われる若山富三郎先生の殺陣の凄みが更にリアリティを増す。
時代劇、いや、日本のアクション映画をなめてた。傑作。