どんとこい侍

青年の樹のどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

青年の樹(1960年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2025年1月、チャンネルNECOで視聴。

石原裕次郎を知らないな…と思って録画。すごい、モノマネ芸人のゆうたろうさんってめちゃくちゃ似てるんだなって気付く。

紫雨先生が下手なウインクしたあと、画面がひょっとこになるのめちゃくちゃ笑った。露骨すぎる笑
クラスに女性が1人、曲がテテーーン💥となったり、数人で「◯◯だな」「あはははははは」ってCMのような会話したり、「よし!」「のった!」指パチン「ご名答!」というマンガ的なカットだったり、道で販売員に声をかけて牛乳瓶買って一気飲み、急に息子を「武さん」呼び(1人前?)、暴風雨の中で読まれる遺言がおみくじのような文、いつでも学ラン、殴ってわかり合う、汗水垂らして働く傍らの新聞記事で時代の流れを読ませる、景色と人物が別撮りなのかすごい合成感、教科書で見た成金そのものな桜井、いろいろと古典的なのが逆に新しい。

雪子は身売りされたようなもんなのに、親の死に目に会えなかったのを責められて可哀想だった…しかも今度は刑務所?さらに稼ぐために京都へ…苦労が耐えないな。格差を目の当たりにした主人公、よく喋る。母を亡くしたばかりなのに香世さんは毅然としててえらいな。と思ったら主人公と姉弟だった。北極経由パリ行き!そんな飛行機あるんか。

和久組解散しないで待遇や保障を手厚くしたりで貧困格差を無くすように努力したら良かったんじゃないだろか…と思ったら、ラスト数分で急展開!父の右腕が亡くなり襲撃、親分はみんなを食わすために黙って座ってたんだと主人公も理解。大学を退学にされたと思い込って立ち上がる同級生一人一人が枝、いつか大木になる、そんな青年であれ!というタイトル回収だった笑。なんのこっちゃ。でも面白かった笑