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ロボコップのKAZUのレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
3.9
暴力犯罪、貧困、失業、冷戦...80年代のレーガン政権を皮肉った、アメリカの実情を描いた、(設定上は)近未来SF。

ロボコップ...

誰もが失笑し兼ねない微妙過ぎる作品タイトルですね。アラフォー、アラフィ世代にとっては、子供の時に刷り込まれた、硫酸で溶ける奴とか、凄惨な暴力シーンが遠い記憶の中にあるのではないでしょうか。無駄にエグいシーンが散りばまれており、ハリウッドエンタメ作品とは一線を画している所以ですね。

個人的に好きなのはちょいちょい挟まれる、家族のCMのシーン。家族団欒にボードゲームを楽しんでいるのですが、内容が過激。核兵器をぶちこみ、大喜びする家族...怖いって。冷戦の脅威を皮肉るバーホーベン流のブラックジョークかと推察。

オスカーは編集・撮影賞をとり、とてもテンポの良く進みます。その後のハリウッド作品に多大な影響を及ぼした様です。当然ながら初見の小学生頃には気づかなった、スピード感のあるカットの連続はとても驚きました〜‼️ネーミングはクソ微妙ですが、若い方ぜひご鑑賞を!
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