ゆみモン

炎上のゆみモンのレビュー・感想・評価

炎上(1958年製作の映画)
3.0
なんとも切ない話。
市川雷蔵が、後々の大スターオーラをまだ出さず(消して?)屈折したものを抱えた吃りの青年僧を素直に演じていた。

仲代達矢は、若い頃から彫りの深い顔立ちで、脚の悪い青年なのにそれを利用してなんとも悪くて魅力的だ。

白黒映画なのに、色彩を感じた。特に、お寺が炎上するオレンジ色を。
海辺の火葬のシーンなど、貴重な映像も多かった。