〈メモ〉
・人物はそのままに背景が変わってトランジション
・原作では金閣寺に対する妄執と主人公の強い自意識が描かれてた気がするけど、こちらは不幸な境涯に押し潰された主人公が描かれているように思った。…
白黒だけど引き込まれた。市川雷蔵さんは存在は知っていたけど実際の作品を見るのは初めて。彼の整った地味な顔立ちが溝口によく合っている。あの母親の喋り方が大嫌いな自分の母親そっくりでイライラしたなー(笑…
>>続きを読むパッと見始めたら気になって最後まであっという間に観てしまった。モノクロの中で光る役者の演技力がすごい。仲代達矢の役はくせものだが、女性たちが惹かれる理由がなんかわかってしまうな。
終始鬱屈とした展開…
BS録画視聴・モノクロ
小説原作・ドラマ
市川崑監督、市川雷蔵、仲代達矢出演
溝口吾市は寺の住職だった父が亡くなり遺言により友人の驟閣寺住職・田山道詮老師に預けられる。溝口は吃りで子供の頃から周囲…
仲代達矢のギラついた演技が凄い。
なぜ放火したのかとか、吃音のせいかとか、時代のせいかとか、両親のせいかとか、そういうのは核心ではなくて、文体の美しさを楽しむのが三島文学だと思っているので、その点…
亡くなった父親との思い出を、国宝である寺に重ね合わせることで主人公の異常な執着と愛情に説得力を持たせたシナリオが絶妙。
本作が初の現代劇出演らしい市川雷蔵。ノーメイクで挑んだ雷蔵の暗くて屈折した…
障がい者の孤独感そして傲慢さ
被害者の顔と加害者の顔の交差が静かにねじれていく感じが淡々としていて、同感できそうでできない気持ち悪さ
主人公の歪みや孤独感は外側の環境によるものというより、内側から…
1950年代後半から1960年代前半にかけて、シュールレアリスムの影響を受けた前衛的な映画が世界中で沢山作られた。ルイス・ブニュエルにミケランジェロ・アントニオーニ、あのベルイマンもこの時期観念的な…
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