このレビューはネタバレを含みます
ゴア描写や直接的な暴力描写はなくとも、ずっと不安で緊張感が漂う。
描写的にもかなりキツく(特にリストカット)、塚本晋也作品では1番の嫌悪感。
統合失調症を人間が2人に見える事で表現しているが(実際の症例なのかは分からないが)、それに対するCoccoがリアルすぎる。
烏滸がましいかもしれないが、精神的に不安定な人の気持ち、そのそばにいる人の気持ちを追体験したように思う。
タオルを取りに往復したり、シーンが変わって顔面ボコボコになっていたり、他作品では笑えるようなシーンも流石に笑えなかった。
不動産の仕事中、線の引き方で精神状態を表現するが、分かりやすく危険を予知できて嫌。
ラストは救いか?
Cocco歌うま過ぎ。(自明)