Haruki

マイ・ルームのHarukiのレビュー・感想・評価

マイ・ルーム(1996年製作の映画)
4.5
白血病を患う姉、疎遠だった妹とその息子が心を通わす姿を描いたヒューマンドラマ。

姉ベッシーは叔母とともに父の介護を献身的にしながら、自身は白血病を罹患してしまう。
ずっと疎遠だった妹リーは反抗期の息子を連れて実家に戻る。

独身でずっと父と叔母の介護を続けていたベッシーが、重い病気になっても「自分の人生は幸せだった」と言えること。

介護に人生を費やしたくないと思っている妹リーが決心をして、父の薬のリストを覚えようとすること。

介護の現実といった非常に重く切実なテーマを扱っているのに、終始ユーモアと優しさに溢れている。

愛おしいシーンが多いし、叔母ルースのチャーミングさのおかげ。

俳優陣の演技は素晴らしい。
特にダイアン•キートンとグウェン•ヴァードンがいい。

邦題はひどい。
Haruki

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