dowaikiは家にいる

ソナチネのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
3.0
〜♫君の青い車で海へ行こう〜

1993年公開。観てなかった。北野作品はちゃんと観た記憶がない。多感でスレてた当時の俺が避けて通ったのかもしれない。『その男、凶暴につき』の続編の位置付けなんだとどこかに書いてあった。
青。スピッツの『青い車』(1994年)はもしかして。時期も近いし。この作品に関係しているのかと歌詞を見返す俺スピッツ世代。前半の歌詞がぴたりとハマるからもしかするかもしれない。夏の帰省ドライブに最適なこの曲。今度聴いたら映画思い出して猛スピードどっかに突っ込んでしまうかも。
タイトル。「ソナチネ」とは小規模のソナタのことで音楽用語らしい。そもそもソナタが分からないから深掘りできない。冒頭から鳴りまくる久石譲による特徴的な旋律のリフレインは脳に刻まれた。

始終強烈に死のイメージがつきまとうヤクザと楽園のファンタジー。固定電話のシーンがけっこうあるから時代隔たってる感はどうしてもあるけど、それ以外は30年前をあまり感じさせない。ヤクザものとして見入っちゃった。(暇なヤクザ@海って設定『アウトレイジ』でもあったような。あれは済州島だったか。)
南方英二の顔面!と国舞亜矢のおっぱい!に食われないさすがの存在感はビートたけし。傑作やんか。