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ソナチネのspitfireのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
3.6
「ゴッドファーザー」に続いてマフィア映画クラシックを鑑賞。サクッと兄弟組の手打ちをつけるために沖縄へ行くが、案の定抗争に巻き込まれてしまう。
実弾で遊ぶ2人に、空のロシアンルーレットをけしかける、シニカルな命のやりとり。この後に楽しそうなリアルサイズトントン相撲が来るの、中々に情緒がめちゃくちゃ。どうしてタマ取り合ってる人たちがこんなに楽しそうだったのか。あんな愉快なおじちゃんたちが何で殺し合っとるのか。引きのショットに載る沖縄の美しい風景と、久石譲の感傷的なスコアがその思いを一層強め、無常感でいっぱいになります。

セリフは分離悪くて全然聞き取れないんですが、話の流れを理解する上ではそんなに問題ないのが救い。しかしこういうところが、生っぽい演技というものを私があまり信用していない所以であろうとも。
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