mei

ソナチネのmeiのレビュー・感想・評価

ソナチネ(1993年製作の映画)
3.7
私北野映画超初心者、パニック。

ひぇぇぇぇ〜
みんな目が怖いよおおおお
冗談っぽい話が全く冗談じゃない!

「もう三分過ぎてるんじゃねぇのか?」
「あ、過ぎました」……∑(°o°;)ドヘェェェェ~

ブラックジョーク?いやいや笑えない。
人を殺しておいて何でみんなそんなになんでもない顔していられるの!?いつもの冗談言ってるたけしさんはどこ!?

そもそも任侠映画を観たことがないのだけれど、もっとドンパチして血がぶしゃーっと流れてると思ってた。そういうパラレルワールドを想像していたのだけど、思っていたよりもずっとリアル。その世界が当たり前に存在している感じ。だからこそ怖いかった。

そんなおっかない冒頭シーンで完全に縮み上がっていたのだけれど突然訪れるヤクザの夏休み in 沖縄。

暇を持て余した男たちは可愛い。
これが永遠に続けって思ってしまう。
だってみんな笑顔が優しいんだもの。
人殺しそうに見えないんだもんなー。

そして最後はやはり任侠映画。
勝村さんとたけしさんの会話にグッときた。
最初はひたすらビビっていたのに気づかないうちにかなり作品に引き込まれてたみたい。ずっと両手を握りしめてたらしくて手のひら汗でベタベタ(°°;)"((;°°)


今まで半信半疑だったけど、北野監督作品が海外で評価されるっていうのも分かるかも。(超失礼)

目に見えるグロさやエグさはなくて、、
ただ衝撃。それもほんの一瞬の衝撃。
でも何でもないように通り過ぎていく。
一瞬すぎて…ビビりだけど観れました。

青い空に浮かぶ赤、青い暗闇で飛び交う光…
そういうものが印象的な作品でした。
任侠映画じゃない北野映画漁ってみようかな。
(↑まだ任侠映画を観る勇気はない)


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勝村さんの短パン王子可愛い。
寺島さんのキャラ素敵。
2人にとっても癒されました!
大杉漣さんもシュッとしてたな〜。
みんなとにかくわっっっかい!
mei

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