YusukeTanaka

アイズ ワイド シャットのYusukeTanakaのレビュー・感想・評価

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)
3.4
テレビつけたらやってて流し観してたら引き込まれたやつ。
なので冒頭あたりを知らない。
ミヒャエルハネケの不気味さとデビットリンチの意味不明さを足したような雰囲気で、最初「どうせ寝てしまうやろうしとりあえずつけておこう」程度に観てたものが、「ちょっと待て、もう少し」状態になり、結局終わりまで観てしまう始末。しかも最初から寝てしまうていだったためあらすじとか感想とか途中で観ちゃってすごい後悔してこの点数。
なにも知らずに観てたら多分もう一回観てたんやろうなあ。
んで、色々調べてるとスタンリーキューブリックは秘密結社を長年熱心に調べてて、噂のハウスのシーンはその一部を暴露したものという通説があるみたいで、あのシーンはとにかく魅入られた。
映画の撮影ももうめっちゃ秘密裏に進められてたみたいで、試写会すら主役の二人と、ワーナーの関係者二人の計四人だけで行われたらしく、試写会のあと公開を待たずして監督は心筋梗塞での突然死。
そんでもってニコール・キッドマンもキューブリックから秘密結社について色々話を聞かされていたみたいで、監督の死の真相を聞かれたキッドマンは、「言うこともできるが、どのメディアも発言の内容を公表することは許されないだろう」と、警告したって。←こわくね?そのインタビューを公開したニュースサイトはちゃんとあるんだけど、大手メディアがどこも取り上げないってもうガチ感すごいし、けどそーゆー言い方をしたキッドマンもなんで危険をおかしてまでそんな言い方したんだ?という疑問と、これも作品の価値を高めるひとつの手なのかな、という懐疑的な見方もしちゃう。

ただニューヨークにロリコンのエリートキ○ガイ集団がいるみたいなことはプーチンも言ってたことがあるみたいで、そもそもあの儀式的なシーンははなからとんでもない息を飲むような時間が続くような素晴らしい場面に仕上がってるのに、それをさらに色づけするような現実世界の情報があるってもうこれは面白い映画である要素を持ち合わせちゃってるよねってことで中途半端に観てもこの点数。
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