このレビューはネタバレを含みます
なんか凄いおかしな映画を見てしまった。笑
キューブリックの遺作であり、当時夫婦だったトムとニコールが夫婦を演じ、すごく体当たりだったことで話題になったらしい（当時は知らない）映画です。
なんか、すごかった。最初から最後まで飽きることはなかったけど、見終わった後、ん？？？ってなってる。笑
どこまでが現実でどこからが夢なのか。はたまた夢なのか。そもそも現実なのか。わけわかりません。
最初の冷え切った夫婦感のある演技や脚本がすごかった。そこから煌びやかな雰囲気からちょっと怪しい。怪しさ満開で、ここから夫婦が崩れていきます。
この映画、町田さんの解釈でさらに面白くなります。浮気をしたいけど、いつもなにかしらの邪魔が入って未遂に終わる。これは経験がしたことないことは夢ではできないからであるというお話。面白い。
そして、一夜が明けた後に自分の周りの女の人が不幸になっていたり、貸衣装屋の人々の関係がガラッと変わっていたり、気持ち悪さが満載です。これは夢なのか…？
奇妙な映画です。この映画が言いたかったことは最後のセリフと言っている方も沢山いるのですが、個人的にはあんまりわからないんですよね。もしかしたら、男性向け映画かもしれません。
