このレビューはネタバレを含みます
ペネロ・ペクルスが見たくて観た。
海のシーンの二人が好き。
「若い男が彼女を奪い去るのは時間の問題だろう よくわかる 私もかつてあの若い男だった」というセリフが印象的。
30歳の年の差がある男女の愛の物語。
快楽主義者のインテリ系ギラギラ大学教授(Over50)が 美しく聡明な教え子に溺れて行く様は見ものだった。
これまでずっと女性に快楽だけを求めてきたチョイワルオヤジが、彼女の周りの若い男に嫉妬したり弟と出掛けるって言葉が信じられなくて偶然を装ってお店まで見に来たりしちゃう。
これはうざいと思う一方で、傍目に見る分には嫉妬萌え。
少しくらいヤキモチは妬かれたい派。
年が離れているだけに彼女の若さに対する自身の衰えに苛まれたり、埋めようのないものに静かに煩悶しているような様に悶える。
結局は、二人の未来を考えてほしいと望む彼女を最悪の形で傷付けた結果彼女を失うことになる愚かな男だけど、はじめの方に出てくる講義シーンのこの教授は相当素敵。
あんな先生なら女子大生のペネロペさんが憧れや敬愛の念を持つのも無理はない。
実は頭の中はギッラギラのムッラムラだとしても。
※2009年11月15日mixi再編