しろくま

バイオハザードのしろくまのレビュー・感想・評価

バイオハザード(2002年製作の映画)
4.0
2022.02.07/032/GYAO
巨大な製薬企業アンブレラ社の研究所から、開発中の人類をアンデッド化してしまう恐ろしい生物兵器T-ウィルスが持ち出され、空気中に漏洩するバイオハザードが発生。

メインコンピュータであるレッド・クイーンは、地上への感染を防ぐため、研究所を封鎖。この事態を知ったアンブレラ社は、レッド・クイーンをシャットダウンさせるために特殊部隊を派遣するが…。

洋館で目覚めたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が、特殊部隊とともに、研究所に移動するあたりは、ゲーム機のコントローラーを操作しながらステージ1を攻略しているような感じ。何が出てくるのか分からない緊張感。ゾンビが攻めてくるのを回避しようとして開いた扉の先に、さらに無数のゾンビがいたりして、ずっと絶体絶命のピンチが続くところが面白い。

これが20年前の作品?全然色あせていない。同じスタッフの作品で昨年公開された〝モンスター・ハンター〟も面白かったけど、ドキドキ感は本作の方が大きく上回る。切れのある動きで敵に立ち向かうアリスの強さは半端ない。一緒に行動を共にする特殊部隊員も傷を負いながらもあきらめないところがすごい。

アリスの記憶が少しずつ戻ってきて真実が明らかになっていくサスペンス要素もいいし、〝猿の惑星〟のラストを観たときのような衝撃的なエンディングまで、緊張感を切らさない構成はすばらしい。
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