たかが世界の終わり

少女〜an adolescentのたかが世界の終わりのレビュー・感想・評価

少女〜an adolescent(2001年製作の映画)
3.8
囚われるも囚われないも自由

彼の人等がこぞって囁く倫理観を称えなくていいのなら、
感覚のままに駆けていていいのなら、
好きに己を裂いていいのなら、

「生きる」って、馬鹿げている!嗚呼、なんて魅惑的……

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以下、Amazonサイト引用(https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000HA45K4/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?)ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000HA45K4&linkCode=as2&tag=filmarks-222001年、奥田瑛二が監督デビュー作の原作に選んだのは、直木賞作家・連城三紀彦の同名小説「少女」。
片田舎の町で怠惰な日々を過ごす中年警察官とエキセントリックな都会の少女。ふたりの恋愛を描いた辛口の大人のための純愛童話。
ヒロイン・陽子を演じたのは、奥田監督に見出された新人・小沢まゆ。陽子の兄・助政役には、総合格闘技"PRIDE"などで活躍する人気格闘家・小路晃。他にも作家の島田雅彦、そのまんま東、室田日出男など味のある俳優たちが脇を固めている。また、日本映画界を代表するスタッフが多数参加。『フライ、ダディ、フライ』の成島出が脚本を、また、『不夜城』『陰陽師』など日本映画音楽界に新風を巻き起こし続け、『LOVERS』やチョン・ウソン主演の韓国映画『デイジー』など海外の映画作品にも参加している梅林茂が音楽を担当している。さらに国際的なアーティスト日比野克彦が、美術監督を務め華やかな色を添えている。
奥田瑛二の初監督作品「少女」は、第58回ベネチア国際映画祭をはじめヨーロッパ各国で絶賛された。第42回ギリシャ・テサロニキ国際映画祭と第7回ロシア国際映画祭Faces of loveでの最優秀主演女優賞。そして、第17回パリ映画祭ではグランプリと最優秀主演女優賞をダブル受賞の栄誉を受けた。

弱さと痛みであふれた世界をもがきながら生きている傍若無人な警官・友川(奥田瑛二)が
女子高生に援助交際を申し込まれる。"ねぇ、おじさんSEXしない?"
ホテルで目を覚ますとそこに彼女の姿はなく、彼はその逢瀬が忘れられず少女を探し続けた。
やっと見つけた少女は高校生ではなく15歳の中学生・陽子(小沢まゆ)だった。
自由で無茶苦茶だが一本筋の通った友川の生き方は、
胸に小さな傷を抱えた少女の心に安らぎを与え孤独な少女の心の穴を埋めていく。
世間では受け入れられるはずのない中年男と無垢な少女の美しく激しい愛の物語がはじまった。