にっきい

火の鳥のにっきいのレビュー・感想・評価

火の鳥(1978年製作の映画)
2.6
こんなに昔の映画でも、高峰三枝子や草笛光子はやっぱりおばさん。

漫画の神様手塚治虫のライフワーク『火の鳥』の初映画化作品。
当時は凄く話題になったし、楽しみにしてた作品。
劇場で観て以来の再鑑賞です。

その血を飲めば不老不死になると言われる火の鳥の話し。
巨匠市川崑が監督、そして物凄く豪華な出演陣。
アニメと実写の融合と、傑作になって当然なのに出来はいまいち…。
原作が素晴らし過ぎなんですよねぇ。
この映画の1番の敗因は、原作に寄せ過ぎた事じゃないでしょうか。
舞台が三世紀の邪馬台国なので、当時の服装を再現してるんですが、これが全員似合ってない。と言うかコスプレ感が半端ない。
そして手塚治虫の原作にあるような、シリアスな中にも笑わすシーンがちょこちょこあるんですが、それがことごとくスベってる。
可笑しいと言うより滑稽。
今の映画ならCGを使うような動物や昆虫に襲われるシーンを、アニメでやってるんです。
勿論手塚治虫の絵柄で。
手塚治虫の絵って劇画調ではなく、如何にも漫画らしい絵だから実写とは合わないと思うんですけど。
サービスだと思うんですが鉄腕アトムも出てきますw
ストーリーはクマソの国の火の山にはその血を飲めば不老不死になると言われている火の鳥がいる。
年老いた卑弥呼は火の鳥を手に入れるためにスパイを送り込む。
ヤマタイ国に滅ぼされたクマソの生き残りナギとヤマタイ国の兵士猿田彦はやがて心を通わせ親子の様に暮らす様になる。
だが年老いた卑弥呼は火の鳥の血を飲む事なく死んでしまい、やがで高天原族にヤマタイ国も滅ぼされる…、って話し。
演じてる役者も豪華だけど卑弥呼、スサノオ、猿田彦、天鈿女、そしてヤマトタケルと日本書紀オールスター勢揃い。
高峰三枝子は半乳出して卑弥呼を怪演、天鈿女の由美かおるは一瞬だけどおっぱい丸見えでした!

今作、DVDは出た無いのか?廃盤なのか?探しても見つからなかったんですが、アマプラの有料レンタルにありました。
でも有料レンタルって、レンタル期間は30日あるけど、一回見出したら48時間でレンタル終了。
ボクみたいに仕事終わりに何日かに分けて見るのには向いてません。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1978年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:137分
備考:過去鑑賞記録
**********************

NEXT▶︎▶︎▶︎『ガンズ・アキンボ』
にっきい

にっきい