浪川リオン

機動戦士ガンダムの浪川リオンのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
3.7
初代ガンダムは年齢一桁の頃夏休みの特別放送か何かで見たきりだったので(頭部が無くなっても動くガンダムが勇ましくも怖かった記憶がある)、何ていうかやり残した宿題を片付けるような気持ちで見た。

ガンダムイヤイヤ期になってしまったアムロを皆が焚きつけるシーンが特に印象的だった。泣き言が許されない空気が戦争の生なましい傷跡を知っている人達が作ったストーリーだなと思わされた。

現代のなろう系のノリでこの脚本を書いたとしたら傷付き落ち込んだアムロをフラウ・ボゥやセイラが「誰も戦いたくないよね」「本当に勇ましい人なんて、人殺しが平気な人なんていないよね」「エヴァになんて乗らなくていいのよ」と言って慰めてくれると思うしパンツ見せてくれたりセックスさせてくれたりすると思う。

今や人物のシーンを撮るのにも3Dモデリングを用意するのが当たり前の時代ですが、手描きで躍動感のあるロボットの戦闘描写は素晴らしいものでした。特にビームサーベルを使った動きは時代劇さながらの演出で格好良かった。

パンチラ回数:2
・フラウ・ボゥが避難するようアムロの袖を引く場面(白)
・ホワイトベースの中で不安がる非戦闘員に落ち着いて部屋に居るようフラウ・ボゥが諭す場面(白)