ジュリアン

機動戦士ガンダムのジュリアンのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
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小学生の頃にクラスメイトと初代をレンタルして見たきりだったが、最近になって絵コンテ描いてる友達とガンプラを作ることになったのを機に劇場版だけ見始めてる。

大人になってみると色々と気づきがあって面白い。これはオリジンだが、先行リファレンスに『月は無慈悲の夜の女王』や『宇宙の戦士』の影響を感じられたし、アニメでわざわざバストアップする時のカメラワークや望遠のような圧縮効果を凝っていることにも発見があって良い。

また、コンシュマー業界のデザイナー必読の書として崇められている富野『映像の原則』を読んでいたこともあり、富野がどう娯楽たらしめようとしたのか注視できて良い。

当時はよく分からなかったことに対し、自分がどんな本を読んでどう過ごしたかの反復性をまさかガンダムで確認するとは想像だにしなかったが、良い巡り合わせに感謝。