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ハワイ・マレー沖海戦のmhのレビュー・感想・評価

ハワイ・マレー沖海戦(1942年製作の映画)
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プロパガンダ映画。
宮城遥拝のやり方とか地味にわからないものを、ちゃんと映像で残しておいてくれてる。「宮城遥拝する。敬礼!」だった。
明転するとみんなで合唱するシーン、数分後に暗転。そんなことの積み重ねで構成されてる。もしかするとこのあたり、わざとやってるのかもしれない。
その結果、当時のことを知る映像資料として価値があるようになってる。
死にたがってる若者の笑顔とか、プロパガンダ映画でよく見る原節子とか、よくよく考えたらぞっとするシーンもあるんだけど、ストーリーはべたべたな戦意高揚でさして面白くない。
話の内容よりも、この映画は円谷英二の代表作として有名みたい。
特撮とモノクロは相性がいいことに加え、後年の特撮シーンのようにくどくないこともあって、特撮にはまったく興味がないおれでも楽めた。
ぐぐると飛行機を固定して背景を動かしたシーンは有名とのことで、そこはやっぱり記憶に残ってるので、へーと思った。
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