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哀しみのトリスターナのyasu555overseasのレビュー・感想・評価

哀しみのトリスターナ(1970年製作の映画)
4.0
さっきCATVで見ました。

両親を亡くした16歳のトリスターナが母の知人の没落貴族の老人の男に引き取られて、老人や家政婦の女性を両親のように思い、老人の言う事は何でも言う事を聞くトリスターナが自我に目覚めて偶然、知り合った画家の男と恋をするというストーリー。


フランスの名女優・カトリーヌ・ドヌーヴが義理の娘役を演じて、脚に腫瘍が出来た原因で脚を切断して義足が苦手な上に片足だけで松葉杖を持ちながら歩く演技はほんまに不自由な義理の娘でよくぞ演じれた演技で感心しました

画家のフランコ・ネロが意外な役を演じてたのは驚きました。

カトリーヌ•ドヌーヴが教会の鐘に吊るされた没落貴族の老人の首の悪夢を見るシーンはとても印象を与える深い要因が残りました。

老い先が短い老人の死期が迫ってたのを感じたカトリーヌ・ドヌーヴが救急車を呼ぶふりをしたのは不安と葛藤が感じられました(助けたい思いか?嫌いかの躊躇な葛藤かな!)

良い作品でした。