堊

15才の少女の堊のレビュー・感想・評価

15才の少女(1989年製作の映画)
2.0
ドワイヨンが主人公のボーイフレンドの父親役を自らやって、チュッチュしたりしててカオス。嘘みたいにバブリーでハードコアなロメールみたいな映画なんだけど、ドワイヨンらしく前後で延々動いたり、ひたすら性欲を昇華するようにボクシングしてたり会話劇なのに"運動"してる。まさにボクシングみたいな会話がよかった。
「欲望を抑える人たちがきらいよ」
「ひとたち?きみはみんなのものか?」
「最低の表現の一つが「愛」よ」
「「愛」ってちゃんと言える?」
「心の中?口の中?」
「女から言うのはよくないよ」

いきなり息子に「今朝は世界の完璧さが気に入った。お前には話しておきたい」とか言うから笑った。
堊