影屋れい

悪魔の沼の影屋れいのレビュー・感想・評価

悪魔の沼(1976年製作の映画)
1.5
『悪魔の沼』。《赤》を強調した映像が芸術的とも言える作品。《赤》は狂気と言うか順風満帆を。然しながら《赤》が消えた際はそうではなく、不穏並びに順調ではない現実に引き戻される。主人公《ジャッド》の孤独ゆえのゲスでどうしようもない無計画ぶりに只々、物悲しさを感じる。ラストのあのシーンは更にそれを加速させる。孤独をこれでもかと強調してくる物悲しさが溢れる逸品。
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