男はくらいよ監督さそり

裸足の伯爵夫人の男はくらいよ監督さそりのレビュー・感想・評価

裸足の伯爵夫人(1954年製作の映画)
3.8
構成が凄い!3人の男のナレーションと回想で視点が変わる(羅生門の影響?)
ハンフリーボガートの存在感は圧倒的だ。
そしてエヴァガードナー!凄い色気とスタイルの良さ!唯一無二の個性。しかも美しい。
前半は彼女の魅力で引き込まれる。
出会いと裁判にかけてがクライマックス。
その分、後半はあっさりしてるというか拍子抜けなのが惜しい。ナレーションのせいかセリフ過多。
当時の映画界、大富豪の闇の部分が描かれて面白い。富豪を演じたウォーレン・スティーヴンスの演技も良い
マンキーウィッツの演出は最初のマリアの葬儀と出会いのシーンに全て凝縮されている。
ロッサノブラッティの設定が初めて見た時に衝撃を受けた。
音楽は超有名。