Misakey

戦火の中へのMisakeyのレビュー・感想・評価

戦火の中へ(2010年製作の映画)
4.2
1950年8月11日の朝鮮戦争中、学徒だけで浦項を守る為に北側と交戦する実話ベースの悲しい戦争映画。

訪韓した際に、戦争記念館に行ったので
学生たちだけで要所を守った話を知っていたけど
映像で表現されると悲惨過ぎて泣けてくる。

言葉も通じ、同じ民族で殺し合う悲しさは想像を絶する。
学徒生と同じ年頃の子どもを持つ兵士は
手を下すたびに心が引き裂かれる思いだったと思う。

映画の中でもその親の気持ちが少し触れられているけど
いたたまれなくなった。

マクロの視点で戦争は行われているけども
ミクロの個人個人の視点に立ち返ると
どう考えても戦争の人権侵害は凄まじい。

息子2人を持つ親として
本当に地上から戦争は無くなって貰いたいと改めて思った。

映像も凝っていて
何気にプライベートライアンぐらい戦争表現を頑張っているので
ぜひ多くの人に観て貰いたい。規模感は小さいけどね。

実話ベースというのが胸に迫って泣けてくる映画だった。
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